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【話題】本当は残酷で怖い、『借りぐらしのアリエッティ』。
- 1 : ◆YKPE/zzQbM @ゆきぺφ ★:2010/07/31(土) 23:37:19 ID:???
- 夏休み向け日本映画の大本命、スタジオ・ジブリ最新作の『借りぐらしのアリエッティ』。普段ジブリ作品
などあんまり見ない記者だが、なんせ夏休み。知り合いの子供の面倒を押し付けられ、現代版「女一寸法師」
小人のアリエッティの雄姿をシネコンの巨大スクリーンで見るはめに。そしてそこには、40歳独身女の胸にグサ
グサと突き刺さる、残酷で驚愕な設定が随所にちりばめられているのであった。
メアリー・ノートンのファンタジー小説『床下の小人たち』が下敷きとなっているこの作品のあらすじは、郊外
にある古い屋敷の床下で、両親と密かに暮らている14歳の小人の少女・アリエッティ(声:志田未来)。彼女は
ある日、その屋敷に引越してきた病弱な少年・翔(声:神木隆之介)に自分の姿を見られてしまい、人間の手の届か
ない場所へ移動を余儀なくされる。しかし、翔のやさしさに触れ…。というもの。アリエッティたちの安住や、
翔の命の糸の先はわからないまま終わる、予定調和のジブリにしては少々辛い結末だ。
凝りに凝ったディティールをこれでもか!と見せつけた上、大竹しのぶ、藤原竜也などという、とんでもない豪華
な声あてのキャスト陣。その金のかけように、無名の俳優が出演し、予算300万円なんていうインディーズ映画(サイ
タマのラッパー2とか)のPRをしている自分がむなしくなった。そりゃ見る値段おんなじなら、みんなコッチ見る
よね。これが残酷−(1)
勇敢で美しい少女・アリエッティは、頼もしい父、シチューが上手で優しい母がいて、「怖がらなくてもいいよ」
と囁く、優しい少年と恋をする。そしてそれがきっかけで、将来を予感する新たな人物にまで出会う。記者だって
昔はアリエッティみたいに希望に満ちた少女だったけど、大学を出て就職をしたら誰も囁いてくれないし、父は家で
ペットよりも地位が低く、母のシチューにはちくわが入ってる。あと10年で50歳なのに運命的な出会いもまだ無い。
あしたもまた仕事、映画と自分のリアルが違い過ぎて空しいの一言だ。残酷−(2)
病弱な翔をやさしく迎える大おば様の貞子さん(声:竹下景子)がまたステキだ。この作品でただ一人の悪役である、
お手伝いのハルさん(声:樹木希林)を従え、とにかくお品がいい。きっと、記者と一緒にこの映画を見ている子供
たちも、夏休みはこんなおばあちゃんがいる田舎に行きたかろう。離婚した父、カツマ化した母の両親という設定は
翔と一緒なのに、優しいおばあちゃんや小人のいる田舎の家に行くのではなく、訳のわからない「知らないおばさん」
(彼らは記者をそう呼ぶ)と映画を見た後、ファミレスでご飯を食べ、そのあと塾に送られるというブルーな一日を過
ごす彼ら。不憫だ。残酷−(3)
せっかくいい気分だったエンディングに「おわり」と大きく黒ぬきで写されるラストの演出。一緒にいて楽しい時
を過ごすも、相手から「もう帰れ。」と言われた時のよう。見ている時は楽しいのだが、見た後の喪失感がハンパ
ないジブリ作品。映画に出てくる設定があまりに夢過ぎて、世知辛い現代ニッポンとのギャップが埋められない。
子どもたちは毎年夏が来るたびに、「夢の世界は永遠では無い事」を思い知らされる。残酷−(4)
以上、かわいく、楽しい、ジブリ作品なれど、本当は残酷で怖い、『借りぐらしのアリエッティ』なのでした。
(伝承的な怖さを期待して最後まで読んだ方、タイトルが釣りでごめんなさい)<コダイユキエ>
ソース
http://news.livedoor.com/article/detail/4918858/?ignore_lite
総レス数 79
16 KB
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