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【経済】ねじれる世界経済の行方--減速する成長、BRICsの実情 [08/28]
- 1 :ライトスタッフ◎φ ★:2010/08/28(土) 14:26:29 ID:???
- ■見えてきたBRICs経済の実情
ここ数回ずっと中国をまとめて取り扱ってきて、それはそれで私も集中できて
良かったと思うが、話がやや現実離れしてしまったきらいがある。そこで今回は、
今の世界経済全体を覆う強い不安感を、「BRICsの衝撃」的視点で見るとどういう
ポイントが指摘できるかという点から少し文章をまとめて見たい。
まず現実を見ると、世界的に株式市場は調整局面を強めている。日米欧の株価
ばかりでなく、一時は大きな上昇パワーを示していたBRICsの株価も全体に横ばい
状態に入っている。株価が仮に「6カ月後の経済を見通す」存在であるとしたなら、
「先進国は停滞しているが、今の世界では途上国が成長力を発揮して世界経済を
牽引し、再び世界は成長軌道に乗れる」としてきた大方の見方は間違っていた
のだろうか。それとも、中国やインドやブラジルの株価の今までの上げが速すぎて、
今はスピード調整しているだけであり、再び今後、BRICsを中心に世界の株価が
力強い上げに転じるようになるのだろうか。
ロシアを除くBRICs諸国でのこれまでの株価上昇が、1)力強いこれら諸国の経済
成長、 2)先進諸国よりもスタート台が低い分から見込まれる成長ののりしろの
大きさ、3)国内に“膨大な人口”と呼ばれる大きな消費者層を抱える潜在的パワー、
4)先進国からの活発な資本・技術投入――などを見込んだ、先進国からの投資増大を
主要な背景とするものであることは明らかだが、今回の株価調整局面では次のような
ことも明らかになったと言える。それは、
1. BRICsなど途上国も、結局、輸出先は米国など先進国が中心であり、先進国の
景気の悪さから隔絶・超絶した存在ではない
2. 中国を初めとするBRICs諸国は、「まだまだ伸びる内需」という大きなパワーを
備え、あまり借金を積み重ねておらず今後借り入れ余力を残した膨大な消費者を
抱えているものの、まだまだ所得水準の低さ故に内需は米国ほどには世界経済を
牽引するパワーがない
3. BRICs諸国そのものが、格差の拡大、様々な国内政治圧力など、成長が一直線
では進まない現実に直面している
という点だ。
■米国の消費鈍化が落とす影
米国の消費は、この世界最大の経済国のGDP(国内総生産)の7割を占める大きさ
だが、住宅バブルの崩壊による家計の高い債務比率故に、最近の統計を見ても消費は
力強さに欠ける。今後、住宅市場が一段と冷え込めば、一時は「世界経済」を牽引
していると言われた同国の消費も、横ばいか、せいぜい小さい伸びにとどまる危険性
がある。米国は今でも毎年250万人も人口が増える国で、その点は日本の例などを
引き合いに出せない面もあるが、大きなクラッシュの後に国民の消費行動が鈍くなる
こと自体は日本の過去とあまり変わらないと思われる。
※続く
◎ソース http://premium.nikkeibp.co.jp/em/column/itou/78/index.shtml
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